MGF2ザク(ジオン)の配色替え&小改造して、
「プロトタイプF2ザク-シャア・アズナブル部隊所属機-」
を製作しました。

コンセプトは、
「MS-06S シャア専用ザクver.2と並べて見劣りしないようにする」
「シャアと同じ部隊の古株」

と言う感じ。

で、今回作ったものはF2型なのですが、F2型は「F型の後期生産型」とされるMSであり、
時期的には1年戦争後期、アニメで言えばテキサスコロニーの攻防の前後1ヶ月あたりにロールアウトしたと思われます。

そのままだと、シャア専用機が稼動していた時期(=ホワイトベースが地球に降下する前まで)と時間軸が合わなくなります。

なので、

「対MS戦闘用に改良すべく、以前使用されていた重装甲型ザク(C型)のパーツを使用し、
さらに高速移動するシャアとの部隊連携が取れるよう高機動使用にチューンされたF型ザク。」

と言う感じの脳内設定で取り組んでみました。

要するに「F型とF2型の中間にあたる機体」って感じでしょうか。
言ってしまえばF2ザクのプロトタイプですね。

なので配色をF型ザクに近くしてます。
例えて言えば、膝と肘が黒かったり胴の色が暗かったり。

で、アニメではあまり描かれなかったシャアの部隊。
自他軍に名を轟かせるようなパイロットが指揮を執る部隊なわけですから選りすぐりの精鋭部隊だったと思われます。
なので歴史に名は残らない「歴戦の勇士」の1人としたイメージで製作してみました。
改造点は最下部にあります。





カラーレシピ

瓶サフ1000番吹きつけ後、

・淡緑 ブラック→量産型ザク用グリーン(10)+ブラック少量
・濃緑 ブラック→量産型ザク用グリーン(11)+ブラック少量
・黒  スーパーブラック
・赤  ホワイトサフ1000番→スーパーイタリアンレッド


・フレーム・
スーパーアイアン

・動力パイプ・
サフ→ブラック→Mr.メタルカラーダークアイアン

・ランドセル・
スーパーブラック→スーパーアイアン→クリアーグリーン

・バズーカ・
ブラック→Mr.メタルカラーダークアイアン
-スコープ部-
ブラック→メッキシルバー→クリアーレッド

・シュツルムファウスト・
ブラック→ダークアイアン(上部はクロームシルバー)赤い所は→クリアーレッド

・マシンガン・
・スーパーブラック(部分塗装でクロームシルバー、ブラス、ダークアイアン、メッキシルバー)
・マガジン部 ブラック→クロームシルバー

・ヒートトマホーク・
ブラック→ダークアイアン→パープル
部分塗装でガンダムカラーイエロー(2)、ステンレス。


塗装後の仕上げとして、

紫外線による退色防止のためメタルカラー部を除いてUVカットクリアー(光沢)を吹きつけ。
デカール(ジオン軍MSジオニック社用、アッガイ用)を貼り付け。(マークソフター使用)
バトルダメージ部をタミヤエナメル・フラットアルミで塗装。
UVカットクリアー(つや消し)吹きつけ。
タミヤエナメル・ブラック+ニュートラルグレー少量でウォッシング。

その後UVカットクリア(つや消し)の粉浮き対策として、Exフラットクリア(ガイア)を吹いてます。
最後に、クリアブルー、クリアオレンジで焼け表現を施しました。(微妙な仕上がりですが(汁




シールドにはシャアと同じ部隊である事を示す「A-12」とジオンの国章。

さらに「シャアと同じ部隊」と言う事は「近くにシャアがいる」と言う事なので、
それは連邦側から見るととてつもない恐怖だったはず。

なので、シャアのパーソナルカラーである「赤」で部隊番号の周囲を囲み、模型的な派手さも演出しました。

でも側面まで塗ったのはやりすぎたかな・・・微妙にラインずれちゃったし( ´_ゝ`)

奥に写ってる動力パイプを支えるパーツも差し色として同じ赤で塗ってみました。


ザクは緑なので補色の赤が凄く映えますねw



脚部アップ。

バーニア周辺には煤汚れを意識したウォッシング。

姿勢制御用スラスター周辺はバーニア周辺より控えめにウォッシング。



下から。 バトルダメージは実弾とビーム兵器による物をわざとらしくならないように全体に。 汚れは、設定上経年劣化ダメージは少ないはずなので「敵機撃破時の爆風による煤汚れ」のイメージで。




【改造箇所】
全体の表面処理後、

・頭部・

・モノアイを市販バーニアパーツ(丸)とHアイズ(裏面にアルミテープ)を組み合わせて製作。
・ボリュームが少なく感じたのでエポキシパテでボリュームアップ。モノアイスリットを少し幅詰め。
・バトルダメージを加えた際にモノアイシールドだけ綺麗だと不自然なので、
 モノアイシールド裏にクリアーに少量のパテの削りカスを混ぜた物を吹きつけ
・動力パイプの軸を0.8mm真鍮線+1mmスプリングに変更

・胴・
・市販パーツのリベット打ちつけ
・マシンガン系実弾によるバトルダメージ加工。
・間接部、稼動部の「よく擦れると思われる箇所」のエッジを全てノコで潰し、ダメージ加工。

・脚・
・間接部、稼動部の「よく擦れると思われる箇所」のエッジを全てノコで潰し、ダメージ加工。
・動力パイプの軸を2mmスプリングに変更。
・塗装剥げしそうな箇所を薄く削り、若干のクリアランス確保。
・腕部・
・太く感じた部分を1mm程削り込んで細く。
・スパイクシールドの中央突起をニッパーでねじ切り、パテで穴埋めしてダメージ加工。タックルで潰れたイメージ。
・シールドは実際の兵器に施される「鉄板の補強」を0.5mmプラ板で製作し接着。
・リベット打ちつけ。
・目立てヤスリで筋彫りをした後、熱した金属線でビームのダメージを表現。
・マシンガン系のダメージ加工。

・ランドセル・
・F2型の物をF型っぽく改造。
・上部スラスター部を0.5mmプラ板で放熱部風に。
・淡白に見えたので0.5mmプラ板でディティールアップ。


拙い作品を最後まで御覧頂き、ありがとうございました。
お手数ですがブラウザにてお戻り下さい。